探偵に依頼する時は、自分の身分証明書も必要?
基本的には必要です。
身分証明書の提示について
昨今、個人情報の重要性が叫ばれるようになりましたので、たとえこれから調査を依頼する探偵といっても簡単に身分を明かすのに抵抗がある場合もあると思います。
ただ、調査内容にもよりますが、探偵社から身分証明の提示をお願いされた場合は素直に従った方が良いでしょう。
特に「人探し(失踪人・家出調査)」の場合、最近は聞かれる事が多いです。
というのも人探しの場合、親戚や恩人を探すフリをしてサラ金の貸付業者(いわゆる借金取り)が債務者を追いかけてトラブルになったというケースがあったからです。
「親戚が失踪したから探して欲しい」
と嘘をついて、実はお金を貸した人間を血眼になって探していたのです。
また、「息子が付き合っている女子大生を調査して欲しい」と言って親のフリをして、実はその女性の誘拐計画を企んでいた、という笑えないケースもあったようです。
依頼人の身分を確認せずに調査を請け負うことは、知らず知らずの内に犯罪の手助けをしていたりするリスクにもなるので、探偵事務所としては出来るだけ依頼人のことを把握しておきたいのが本当のところだと思います。
身分を偽った場合
探偵業法の第9条には
偽った理由をもとに公序良俗に反する調査が開始されたものについては調査を終了できる
という内容が示されています。
つまり、身分を詐称して依頼し、内容が何らかのトラブルに繋がるものだった場合は調査を打ち切りできるとされているのです。
ケースバイケースだと思いますが、多くの場合は返金もありませんので依頼者側が損してしまうことになります。
当サイトを読んでくださっている方は身分詐称などされないと思いますが、探偵に依頼するときは聞かれた情報は偽ることなく正直に回答するようにしましょう。
これは法律とか探偵社のためではなく、その方が依頼した調査もスムーズに行くことが多いですし、満足する結果にもつながるからです。
そしてこちらの情報開示をためらうような、信頼に値しない探偵とは最初から付き合わないことをおすすめします。