探偵に依頼する際に準備するもの
突然ですが、1つ質問です。
次のうち、難しい依頼はどちらでしょう?
- 一切の情報がない人探し
- 相手の顔も名前も分かっている人探し
…言うまでもなく、顔も名前も分かっている方が、探しやすいに決まっています。
何を言いたいかというと、スムーズに調査を成功させるには依頼者の手持ちの情報が非常に重要だ、という事です。
人探しも浮気調査も、事前にどれだけ手持ち情報があるかに寄って調査難易度が大きく変わってきます。
基本的に調査の難易度が高ければ高いほど人件費や交通費がかかってしまうので、こちらが多くの情報を探偵に提供して調査をスムーズにすれば、依頼料を安く済ませることにもつながります。
ですので、ここでは依頼時にあると良いもののチェックリストを作りました。実際に依頼する際の参考にして下さい。
※特に、「浮気調査」「人探し」の際に重要なチェックリストです。
準備するものチェックリスト
1.写真(重要)
浮気調査であれば夫(妻)の写真、人探しであれば探したい人の写真を用意します。
人探しの場合は写真がない事も多いのですが、浮気調査なら相手の写真はほぼ間違いなくあるはずなので、しっかり探偵に渡すようにしましょう。
用意する際は
- 正面
- 横顔
- 全身が分かるもの
の3枚あるとベターです。
さらに、できれば笑っているものよりも無表情・真面目な表情だとベストです。
なぜなら街を満面の笑みで歩く人はまずいませんので、対象者を判別しやすいからですね。
※ただし、写真がないからといって無理に写メなどで撮るのは避けて下さい。怪しまれる可能性もあります。
2.氏名等の情報(重要)
- 氏名(あだな、通称、源氏名)
- 生年月日
- 住所(現住所、本籍地、過去の居住地)
- 電話番号
- 勤務先
- 役職
- 身体的特徴
- メガネの有無
- 好む服装
- 現在の髪型
- クセ
など、細かいものであっても情報は多ければ多いほど良いです。
実際に全てを使う事はないかもしれませんが、とりあえず依頼時に伝えておけば思わぬところで役立ててくれる事もあります。
3.各種番号
- 携帯電話の番号(色、機種、ストラップの有無)
- メールアドレス(携帯、パソコン)
- 依頼内容に寄ってはクレジットカード番号
携帯の番号やメールアドレスなど各種番号も用意します。
家出・失踪人調査の場合は特に重要です。
4.交友関係
友人・同僚・異性などの
- 氏名
- 電話番号
- 年齢
- 住所
- メールアドレス
等をわかる範囲で用意します。これも人探しの場合は重要です。
これは住所録や年賀状リストから集めると良いでしょう。
また、異性・友人・職場関係のトラブルであったり、学校の成績なども分かる範囲で伝えておきましょう。
5.移動手段(重要)
調査対象が車やバイクを持っていれば、
- 色
- ナンバー
- 利用している駐車場
などをメモしておきます。
タクシーやバス、電車などでの移動が多い場合はこれも伝えます。
これは探偵の基本である「尾行調査」のための重要な情報になりますので、車移動が多い対象者の場合は必ず伝えておきましょう。
6.お店関係
対象者の行きつけの店やよく利用する店についてです。
領収書やポイントカードなどからも判断できます。
7.趣味
将棋やゴルフ、釣りといった普通の趣味もそうですが、女装趣味なども調査の参考になる場合もあります。
8.対象者の最近の行動
特に家出・失踪の場合に重要です。
家出や失踪は、一般的に1週間〜3ヶ月くらい前に思いつくことが多く、大抵は決意から家出まで一週間以上かかるものです。
ですので、対象者の一週間前からの行動をメモ書きにしておきましょう。
家庭関係、病気、借金、異性関係などについて思い悩んでいる様子があったなど、分かっていることはすべてメモ書きにしておくと、調査がスムーズになる可能性が高いです。
9.所持品
家出・失踪の場合に特に重要です。
- パスポート
- 保険証
- キャッシュカード
- 免許証
- 衣類
- 所持金
※特に財布などを置いて失踪している場合、生きる意志がないサインと考えられるので緊急対応が必要になります。
10.調査経験の有無(重要)
実は非常に重要です。
特に尾行を行う調査の場合、過去にも調査を行っていたり尾行失敗でバレたことがある対象者だと警戒心が跳ね上がるからです。
「自分自身で尾行して失敗した」
「他の探偵社を何度も使っている」
といった場合はこれも伝えておかないと、調査が失敗する可能性も高くなってしまいます。
まとめ
上記以外でも、探偵社から用意を頼まれたり、重要だと思ったものは残さずメモして伝えておきましょう。
刑事ドラマなどを見ている方なら分かると思いますが、基本的に手掛かりはあればあるほど成功確率も上がります。